母米寿
ponponsharaの母が、少し前に88歳になった。
この頃は、認知症が進んで来たようだが、お金に対する妄執は以前から変わらない。また、嫁いびりも。他人にお金を渡して買い物を頼むそうだ。嫁が「買ってきましょうか」と言うと、いらないと言って、決してお金を渡さないのだった。
また、彼女の口癖は「〇〇に五万円やった」その実、誰にも1円も与えていない。
ponも、確かに嫁入りするときや父の遺産を少しばかりもらったが、母に言わせると「盗られた」。返してほしいそうだ。残念だ。
倍返ししてあげたいけれど、日々の生活でかつかつ。ただ、彼女が困窮しているのなら、必ず助けるつもりだ。だがしかし、彼女はわが家よりずっと年金をたくさんもらっている。
先日義姉から電話があり、母の様子を尋ねると、あれほど嫌っていたコカ・コーラを母は飲むようになったそうだ。嫁が大きいペットボトルを飲み残して放って置くと、隠れてラッパ飲みしていると!非常に驚いた。コップに注いで飲む分には構わないが、と嫁は注意したそうだ。
そして、嫁が身長150センチメートルにして、ストレスからかジャンクフードの食べ過ぎなのか、80キログラムくらいになってしまったので「なんと太い腕、なんと太っているのか」と指摘するそうだ。それが事実だとしても、人の容姿や身体的なことを悪く言うのは、ルール違反。
一切、歯止めが効かないのだ。
死んだら、ためたお金は遺族のものになる。生きているうちに必要なものを買って、子や孫に振る舞って、使い切って旅立てば良いのに。お金があるコト自体にしか、幸福を感じられないらしい。
死ぬ準備は一切していない。片付けは、お前たちがやればいいとのこと。ああ、反面教師ここに極まれり。