年上の友人

Yさんは、ぽんより10歳年上のサークル仲間。74歳女性。陽気で明るいおしゃべりな人だ。しかし、先日はしょんぼりして元気がない。親しかった近所の友人が、自分と同病で、突然死したという。

ああ、それはショックだろう。昨年も、一昨年も彼女の友人たちが急死している。

年を取るということは、愛するものを見送り続けるということ。

彼女の好きな野鳥の写真を、プリントしてあげよう。ぽんはYさんを励ましたいと思う。自宅周辺には様々な野鳥が棲んでいる。

高いところにいる鳥は、なかなかうまく撮影できないが、こどもが20万円もするカメラで撮影している。その中から選んで。

今週のお題「最近洗ったもの」

今週のお題「最近洗ったもの」

掛ふとん、敷布、カーテン、敷物。

大物は、今年近所にできたコインランドリーで洗って乾燥させた。貧民階層の住人のわが家。クリーニング代が大幅に安くなった。しかし、街のクリーニング屋さんのことも気にかかる。商店、食堂、酒屋、床屋そしてクリーニング店も、軒並み閉店している。

転居して、まだ二度しか利用していなかったが、あるクリーニング店のおじさんはスーパーにお店ができると、うちは売上が激減してしまった。という。

おじさん、ごめんね。コインランドリーで、洗濯すれば洗剤も機械が判断して勝手に入れてくれるし、「洗い上がりました」と電話連絡してくれる。店員はひとりもいない。

 

昨夏、羽毛布団と毛布を自宅まで運んでくれたが、ほぼ一万円もしたので、・・・。もう、頼めなくなった。貧困階層民は思う。

富裕層の人々よ、風前の灯の街の商店を大いに利用してくれ!クリーニング屋さんで、洗濯してもらってちょうだいませませ。

加藤智大さん、死刑執行

2008年6月秋葉原で無差別殺傷事件事件を起こして、現場で逮捕された加藤智大さんが、7月26日朝東京拘置所で絞首刑を執行された。

14年前のこの朝、ポンの小さな庭の夏みかんの木から、ナミアゲハが飛び立とうとしていた。しかし、この個体は畸形で、頭に茶色い覆面をしていて翅の長さが左右で違っていた。それでも、すっくと立っていた。飛び立てないものは、たいてい翌日までには死ぬ。毎夏、アゲハを観察していて私は知っていた。夜見てみると、まだ立っている。翌朝も。彼女は、ここまで育ってきたのに、何らかの病気で死んだのだ。

 

ああ、一匹の蝶でさえも生きようとしていた。堂々と。嘆き悲しまず、飛び立とうとしていた。立ったまま死んだ。

 

ただ、秋葉原の街を歩いていた人々が、トラックで轢かれ、跳ね飛ばされてタガーナイフで滅多刺しにされて死んだ。大怪我を負わされた。その中には、ぽんの住む街の若者もいた。面識はないが、夢と希望を持ったまま。

 

加藤さんの犯行は決して許されない。死刑になっても。

 

だが、14年後のこの朝死刑になるまでの日々を思うと、彼が気の毒でならない。殺されたヒトの命は還らないし、重軽傷を負わされた被害者や目撃者の心身の痛み、恐怖心は一生消えないだろう。国家が、悪者を成敗してくれたから苦しみが消えるということは、決してないのだ。

 

死刑制度には反対しないが、やはり・・・。どうしたら、こんなことをしないで済んだのか、死刑囚自身に大いに語ってもらいたかった。本も出しているようだが、二度とこのような犯罪が起きないように、社会はどうすれば良いのか。また、家庭環境、生育環境も。

彼は、経済的にも自立しており、非正規だとしても働いていた。

自分のことを「生まれながらの負け犬」と称していたそうだが、働いて税金を払い真っ当に生きているヒトは、負け犬ではない。人間だ。

いつから、人生の勝ち組負け組というようになったのだろうか。

彼には、友人もいたようだし心を寄せてくれる女友達もいた。全くの孤独でもなかったのに、ネット上の掲示板にしか自分を表現できないという。

そこでは、何でも好きに書いて良いらしい。匿名だから、自分の言葉に責任を持たない。ヒトに心を傷つけても平気なヒトほど、誹謗中傷に耐えられないものなのだろうか。自分の発言する居場所を壊されたからと、彼は憤懣を募らせていき、遂には発狂した。自殺する気だったのだろう。現行犯で射殺されたかったのかも知れぬ。

 

全く、彼の掲示板に無関係な人々だった。誰も、加藤さんを知らなかったし、彼に危害を加えていない、と私は思う。ああ、それなのに彼の怒りは、無関係な人々をぶっ殺すことではらされた。のだろうか。

 被害者ご遺族、ご友人に心からお見舞いを申し上げる。

 

拡大自殺と呼ばれる、近年の無差別殺傷事件。

犯人には、類似点が多い。

彼らは孤立した貧しいひ弱な小男。彼らは、親から虐待を受けている。小中学校までは明るく、よく勉強もできた場合、難関高校で挫折。親に見捨てられる。その後の人生は非正規の仕事。だが、職場を転々としていて誰にも愛されず友人も少なく(またはいない)。犯行時は無職で独身。一人の部屋の王だから妄想がどんどん膨らむ。金が尽きることが、TRIGGERとなり得る。

 

私なりの重大無差別殺傷事件容疑者を分析してみたくなった。

 

どうしたら、その人を犯罪者にせずに社会の安全を守れるか。考えてみたい。一番に思うのは、犯罪者となる前の彼に、支えてくれるヒトや仕組みがあったなら、ということだ。

7月8日 安倍元首相奈良市で凶弾に倒れる

 安倍氏を支持していなかった私だが、このような死に方をされるとは思っても見なかった。謹んでご冥福をお祈りする。

 容疑者は、安倍氏の政策に対する恨みではなく、「統一教会」への激しい怒りをつのらせて、用意周到に銃を自作して現場に立った。まさか、このような小柄で見るからにひ弱な41歳の男が、世界中から称賛される政治家を撃ち殺すとは!

 非常に驚いた。

 無惨な殺され方をした安倍氏が、気の毒でならない。応援を頼まれても断ればよかったのに。彼は一日に数箇所を飛び回り自民党候補者のために、応援演説をしていたようだ。当日は、長野の予定を急遽変更して、犯人の住む街へ来ていた。

 犯人山上容疑者の、自供によりいかに統一教会によって、彼の人生を狂わされたかが明らかになってきた。それにしても、彼の母親は、どうして統一教会に入れあげてしまったのだろうか。

 宗教にお金はかからないはずだ。献金を要求するそれだけでも、違法性を疑う。不幸な人々を訪ね歩いて、この壺を買えばあなたは幸せになれるなんて。

  

統一教会現在は名前を変えているらしいが、どうか被害者の会をクローズアップしてほしい。犯人のしたことは、絶対に許せない。しかし、信教の自由の名のもとに、家族生活まで破綻させられることがあってはならない。法規制は必要だ。

 

 また、自民党統一教会の結びつきがあったのか、なかったのか。解明してほしい。

もし、信者から巻き上げたお金を自民党献金しているという事実があれば、警察がその団体に対して捜査することも止められることになってしまう。

リウマチの友

5月ころ、体調が悪いと聞いていたので、ずっと心配だった。

思い切って電話をしてみたら、以外に元気を回復していた。今は、良い薬ができているので、痛みを感じることはないという。

 

しかし、彼女の話はどうしても夫がDVで金を家庭に入れないということに向かう。

へえ!と驚かされるが、どうして離婚しなかったのだろうか。気の毒だが、家から出て、自活できないから一緒にいることを選んだのだろうか。

しかし、家裁で養育費を払えと命令できたはず。わからない。

夫にも言い分はあるのだろうが。

 

食費を入れないので、彼女は息子と自分の分だけメシを炊くのだそうだ。うーん。

アマゾンプライム・ビデオ鑑賞  コールドケース  ★★★★☆

コールドケースシーズン1から7全作品を昨夜見終えた。どの作品も、まず殺害される人が数分間登場してから、しばらくすると死体となって映される。それは、1940年代だったり数年前だったり。時代も社会背景も、殺された人の職業年齢、人となりも全て違う。その当時に流行したアメリカの音楽が流される。

迷宮入り事件を解決するのは、フィラデルフィア市警殺人課の中年刑事たち。皆個性的で、美人で気の強いリリー・ラッシュ刑事が主人公だ。彼らの家庭の事情も時々描かれている。

リリーの生育環境は非常に悪い。彼女は10歳の頃、夜母親に酒を買いに行かされて、チンピラから酷い暴行を受ける。・・・。長じて彼女は、正義の味方の警官になり、成績優秀だったので、殺人課の刑事となる。彼女のボスは、彼女が暴行されたときに助けてくれた刑事だ。

どの事件も、容疑者を特定して質問して矛盾点を突くという方法で、新たな容疑者を見つけて、順番に裏付けを取って最後に新犯人にたどり着く。マンネリドラマだが、アメリカ社会の抱える闇の部分が現されていて、必ず意外な人物が犯人であるのが、共通していた。

この稿続く。

年金が減らされる!

昨日、貧困年金家庭のわが家に、ふたり合わせると年間8千円減額するという通知書が届いた。生活保護世帯より少ない年金額で暮らしているわれわれ。一度も、税金や保険料をっ滞納したことがないし、お上に逮捕歴もなし。交通違反も無論ない。ゴミ出しルールも守っているし・・・。

ごく普通に暮らしているわけだが、他の国民に対して危害を加えたことのない、税金により一度も助けられていない我々のような、真面目な貧民階層をもう少し、大切にできる社会にしていかねばならない。

夫が現役時代に、真面目に働き収めた税金は、もちろん少ない。少ない故に貧困な老後を暮らしているわけだが、選挙は一度もサボったことがないし、周りの住民に対して何ら、危害を加えていない。万引きもしていないし、違法駐車もしていない。今は車も持っていないが、・・・。

わが国では、貧困層がますます増大しているようだ。最多数の階層が安心して暮らせる社会にしていかねばならない。

ベーシックインカムを実施して、貧困による犯罪防止策を早急にやるべきだろう。貧困が、親子間の殺人や放火、自殺、わいせつ事件を生み出しているのは、紛れもない事実だから。