ちょス飯の映画評

罪の余白   ★★☆☆☆ 

これは、怖い。いじめによる女子高生カナの自殺。自殺ではなく、事故かもしれないが、・・・。突然一人娘を、校舎からの転落で亡くした父親。内野聖陽が、その苦悩、何があったのかを知ろうと、娘の交友関係を調べ始める。

周りからは、カナの友人だと思われていたサキとマホ。しかし、サキは支配者で、マホはその子分。カナはいじめられていた。サキは、人の心の痛みがわからないサイコパス。彼女は、カナもマホも操つることができた。

最後の場面は、良くない。死を覚悟して復讐を図ったのか。自分は生きて娘の魂の平安を祈るべきだと思うから。故にマイナス3。

他人の心をズタズタに引き裂くことを、なんとも思わない悪魔は、案外身近にいるのかもしれない。

カラスの親指  ★★☆☆☆

詐欺師の話。しかし、最後のどんでん返しは、あまり面白くなかった。ヤクザは恐ろしい。庶民がこれと戦うのは、非常に危険だ。だが、映画の中は違う。能年玲奈ちゃんが、まだあまちゃんになる前。可愛らしい、素直な女の子の役で、素の彼女なのだろうか。ちょっと馬鹿な女の役を石原さとみ。彼女は、賢くて厳しい役の方が合う。