今年、学びたいこと

 今年学んでみたいことは、デマの拡散を防止するには、どうしたらよいか?

関東大震災阪神淡路大震災、そして東日本大震災。いずれも天変地異、百から数百年ごとの自然現象により、多くの人々が絶命あるいは負傷した。

生き延びた人々も、財産や愛する人々を亡くした衝撃で心を病んだり、災害の激しさによる恐怖から大きなトラウマを抱えることとなった。

地震津波、地滑り、大雨・洪水、雷、台風、干ばつ、異常高温、大雪などは、絶対に人には防げない。まず、その場から避難するしか無い。

災害は必ず起きる。だから、日頃から備えをしておき、避難経路を知ることだ。

そして、もし被災したならば、避難した人々同士で、互いに助け合い手を差し伸べ合うことで、救助を待つことだ。

 パニックにならず落ち着いて行動することで、少しでも犠牲者を減らすことができると思う。

 

 その一方で、大災害には、必ず付随して人災が起きることを、私達は覚えておこう。

 インターネット、スマホの普及により、多くの被災者の命が救われているが、ネットを使って「偽情報」を拡散させる人々が、被災地に混乱を起こし二次的な

被害を与えることがある。

 デマによって少なからぬ人々が、恐怖のどん底に突き落とされたり、誹謗中傷されてしまう。例えば、ライオンが逃げ出しただとか、〇〇病院は患者を見殺しにして、院長スタッフ皆が逃げたなど。

 

 後に、本当のことがわかっても、人々は「嘘情報」をなかなか否定できない。一度、「あ、嘘だったんだ」と認識していても、記憶を書き換えない人が多いのではないか。

 集団心理というのか、誰かを悪者にしてこの極限状況を緩和して、やり場のない怒りの腹いせをしたいのだろうか。

 裏付けもないのに、憎悪の標的(スケープゴート)を週刊誌の報道が作り出すことも、多い。

 

 とくに、既に検証されているかもしれないが、福島第一原発事故後の、政府発表の会見で語られた言葉、マスコミ報道は、果たしてどれが正しく、どれが嘘だったのか。それによって危険区域内の人々がどう行動し、どれだけ被爆をしてしまったのか。

 正しい報道のあり方とは何か。

 日本政府、東電による情報操作はあったのか、なかったのか。

 

 日頃から私達は、メディアリテラシーを持つべきだ。つまり、情報を鵜呑みにせず正しいものかどうか、見分けられる能力を養わねばならない。その教育は、もう小学校から始められているはずなのだが、・・・。

 

 コロナ禍での経済格差は、ヘイトクライムをもっと生み出すようになるだろう。

 コロナ災害の今も、嘘情報は流されているだろう。嘘とまでは言わないまでも、情報を出す側は、その「とき」を選んで、自分たちが安全なところへ逃げてから、人民に危険を知らせることもできる。

 

 偽情報で、人を操り、誰かと誰かをを争わせてそれを眺めていて喜ぶ輩は、確かにいる。人の心の中には、他人の不幸を喜ぶ部分が存在する。

 しかし、大災害によって心身を苦しめられている人々を、偽情報によって撹乱したり、差別すること・その傷口に塩を塗るような真似は、絶対に許してはならない。

 あるいは、世の混乱に乗じて偽情報を流し、株価を操作して大儲けを企んだり、自分たちにとって目障りな人々を、抹殺しようとすることがあってはならない。

 

 だから、やがてやってくる、首都圏直下型巨大地震、南海地震原発事故に付随するだろう「偽情報拡散を防ぐ対策」について、私は学びたい。

 

 図書館で借りられる関係資料を、読むことしかできないだろうが。ぽんぽんが、山田元広報官の月給の半分以下の年金生活者(丸貧)故えに。

 

学んで、わかったことを、私はいずれ発表したい。

大災害に遭った場合の避難訓練の中に「偽情報を出さない、信じない、拡散しない」ことを入れれば、少なくとも人災を減らすことはできる。

 

日本人による少数者の迫害や差別、大虐殺は確かにあった。あまりにも痛ましい負の歴史だが、私達はこれから次に、大災害が起きたときにこれを絶対に繰り返させないための研究をしなければならない。