国別対抗スケート

昨夜、羽生結弦くんのフリー演技『天と地と』を拝見した。彼のジャンプが、スっぽ抜けてしまったとき、はっとしたが彼は最後まで態勢を崩さなかった。途中、非常に危ない着氷もあったが、その華麗なるこらえ方。

ラストで曲の終わりとピタリと合わせるポーズ。天をじっと見つめる姿も、素晴らしかった。神々しいとも言える。

一方、絶対王者ネイサン・チェン選手は機械のごとく正確無比の4回転ジャンプを、続けた。しかし、芸術性はない。日本人だから日本人を応援しているのかもしれないが、圧倒的に、結弦くんの演技のほうがすばらごかった。

点数には付けられない、価値がある。

 

一方、宇野昌磨くんは、ジャンプの失敗が続いた。まだまだ伸びしろがあるのだから、また巻き返してほしい。かわいくてやんちゃな彼の、努力がまた報われる日を待ちたい。鍵山くんという、ものすごい新人が現れたのも、よい刺激となって北京冬季五輪で出場できる3枠に昌磨くんも入ってくれることだろう。