45年前の部活仲間

故郷のコロナ感染が拡大しているというニュースに驚き、突然高校時代の部活の部長に安否を尋ねた。

彼は、大阪弁で言うとものごっつ喜んでくれた。別の友人を通じて、彼に連絡してご覧と数年前から言われていたので、そう伝えるとこれまた、自分が彼女に卒業してからも年賀状を出し続けていた善行が実を結んだのだ、などとはしゃぐのだった。

 私達は卒業以来、互いに連絡したことはない。

彼は高校時代、ただひとりの男子部員だった。孤独を愛する文学青年だった。必要なこと以外は部活中も 会話をしなかった。それは、・・・。

還暦過ぎても、彼にことはほのかな憧れとともに、思い出すことができる。

 

恥ずかしいのだが、自分新聞を数号入れてこのような暮らしをしている、どうか感染に気をつけてほしいと書き送った手紙。すると、とても喜び「自分の退屈な毎日に彩りをくれた」などと・・・。昨日はメールが届いた。

 

ばあさんでも、胸がときめく。

 

そして、あの頃皆で力を合わせて、予選を勝ち抜き県大会まで進んだ感激を思い出した。勉強ができなくて、恥ずかしいつらい思い出ばかりではなかった。逆に、あれは青春時代、あおはるがわたくしにも在ったということを、認識させられた。