筆まめ

あの人はどうしているだろうか、この人は。東に闘病中の人がいれば、見舞いの手紙を書き、西に災害が起きればその近くに住む友に、無事かと伺っている。面白おかしい絵を描いては、自画自賛して送りつけてもいる。迷惑を感じている人もいるかも知れない。

 

ああ、筆まめなponhyara。花束の絵葉書を、友人に贈ったところ「まめですね。笑い」というラインで返事が届いた。なんだか、むなしかった。

彼女の、二人のお子さんのうち健常者の娘さん(31歳)が、今年入籍した。コロナ禍でまず同棲→新婚旅行でふたりだけの挙式→披露宴の順番だったそうだ。

お盆に披露宴を両家のみで行ったとラインで知らせを受けて、その美しい娘さんの姿に胸打たれたから、本物の花束を差し上げられない代わりに(○貧だから)その絵葉書を贈ったのだ。

上のお子さん(34歳)は、ADHD だという。彼は、とても思いやりのある働き者の青年に育っている。ただ、ブラック企業でずっと非正規雇用のまま、うつ病の治療にも通っているという。母と妹思いの青年だが、・・・。彼が正装して妹を祝福している画像も、見せてくれたがその目はどろんとして、作り笑顔もできない状態だった。まだ若いが、丸ハゲになっていた。

 

がんばりやさんの、友人に私は喜びを分けてもらえた。「いいね!」それだけでよいのに。

ついついお兄ちゃんの、魂の平安と幸せを願わずにはいられないのだった。