北京冬季五輪観戦記

 同郷の選手がメダルを獲得!こんなに嬉しいことはない。地味な県に、このようなスポーツマンたちが育っていたとは!。故郷の人々が喜ぶ姿が、テレビ画面に映し出されて、涙涙。

 

世界中がコロナ禍に苦しんでいる中で、厳戒態勢を敷いて行われている大会だ。中国の関係者、ボランティアの人々に敬意を表したい。

 

昨日は、裁縫をしながらテレビ観戦を続けた。

とくに、女子スピードスケート1000メートル、女子フギュアスケートフリーの模様は、素晴らしかった。

ロシアオリンピック委員会のワリエワ選手が、最後の演技者となり何度もジャンプの着氷に失敗した姿は、かわいそうでならなかった。彼女が知っていて、禁止薬物を服用していたのか、知らずに飲まされていたのか、・・・。誰かに嵌められたのか。まだまだ、判明していないのだが、五輪中に検体の結果を公表されて、ドーピング自体は事実らしいのに、委員会の決定で出場。SP一位で臨んだのだが、・・・。やはり15歳の少女に、平常心で演技することはできなかったのだろう。

どうか、このような惨めな姿を、世界中にさらされてしまった彼女の心のケアをしてあげてほしい。本当のことを、公表してほしい。

 

一方、坂もっちゃんは前回平昌でも感情表現が豊かで、力強いジャンプをする子だったので、ponは、彼女の大ファンになり応援してきた選手だが、4年間の修練を経て心身をより強靭なものにして、挑んできた。SPでは、演技後泣きじゃくるので、えっと思った。それは最終滑走者としての重圧に耐えかねていたからとのこと、その上で精一杯の表現ができたことに、感涙していたのだ。

FPは、笑顔。完璧に滑り終えた晴れ晴れとした姿だった。そして、結果はついて来た。ひとつひとつの技を、丁寧に完成度を上げて積み上げれば、サーカスのようなぴょんぴょん飛び跳ねなくても、高評価が付けられたのだった。美しさは、ぐるぐる早く回ることには感じられないものだ。

また、メダルまでは届かなかったが、わかばちゃんの「ライオンキング」の堂々たる演技に胸打たれた。彼女の心そのままの、闘争心、躍動感が力強く表現されていたから。衣装も素晴らしかった。独創性、信念、たゆまぬ努力を彼女から感じた。

 

そして、遂に高木美帆選手が、スピードスケートで優勝!今回7度目の出走だという。どんなに疲労困憊していたことだろうか。パシュートでは、あと数10メートルのところで、姉が転倒してカナダに破れている。よく、このショックから立ち直り、しかも五輪記録で優勝できたものだ。素晴らしい!

一方、前回500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手は、四度目の五輪で500は、17位、1000は10位に終わった。35歳。連覇できずに敗れて五輪をさる選手は、立派だと思う。勝ち逃げもできたからだ。

羽生選手、ホワイト選手、そして小平さん、・・・。皆、素晴らしいと思う。

 

小平さんには、ゆっくり休んで体調を整えてほしい。そして引退したら、良い人と結婚し、ご自分の人生を普通に歩んでいってほしい。