アル中だったのかもしれない

一昨日、千葉県八街市の畑の中の直線道路で小学校から帰る途中の小1から小3の男女児が、トラックに轢かれて二人死亡、ひとりが意識不明、残る二人は重傷だという。

 

運転士(60)は、勤続16年。ベテランで、真面目な男だった。

しかし、彼は両親と暮らしているらしく、家ではそんなに酒を呑まないのだが、居酒屋では違った。一度で焼酎の瓶を半分も呑んでしまう。誰とも話さず黙って呑んでいたのだろうか。そして、2時間くらいで酔いつぶれて寝てしまう。そして、乗ってきた車の中で寝て、翌朝その車に乗って帰るのだった。

緊急事態宣言、蔓延防止で酒を夜提供しなくなったからか、この日の昼彼は食事と飲酒をしてしまった。

事故の原因は、これから究明されるのだろうが、突然わが子の命を奪われたご家族、怪我を負わされて死の淵にいる女の子のご家族の胸中を思うと、やりきれない。

こどもたちは、親や先生に教えられたとおり、一列で歩いていたことだろう。

運転士は、60歳にしてはかなり老けて見える。両親にとっては、大切な息子だ。ああ、息子が酒に酔うことで何かから逃避していたのだとしたら、・・・。何か助けてやれなかったものか。もう、孫がいてもおかしくない独身の息子。両親は、腫れ物に触るように暮らしていたのかもしれない。

もしかしたら、加害者は既に、アル中になりかけていたのかもしれない。

 

お店も、車で来たひとには、酒を出してはいけないはずだが。

会社側も、彼が酒臭くないか、出勤前のアルコール検査をしていたのだろうか。

 

また、数年前にも事故が起きていたという道路だ。学校側も行政ももっとこどもの命、歩行者の安全に配慮するべきだった。

保護者からは、ガードレールの設置や交通規制の要望が出されていたというのに。八街市は、予算がないと言っていたようだ。