三度目のヘアードネーション

おばあさんのponponshara。しかし、両端を引っ張ってもちぎれない髪の毛の持ち主なので、6年前から31cm以上伸ばして切ってこどもにかつらを作り無償で贈る活動に協力している。

そのことを、2年前にある知人に話したところ、「自分の息子Tもその活動を知って、今髪を伸ばしているところだ」と言う。 ponは、非常に驚いた。そして感心した。

だが、しかし。

30歳の若者が、こどもを思って自分の髪を背中の半分くらいまで伸ばすのは大変だったことだろう。職場や周囲の人々にも理解を得なければならない。ミュージシャンでもあるまいに、変に思われないか・・・。と心配していた。Tくんは、それほど特別な信念を持つ意志の強いこどもではなかったから。

ところが、今回自分の髪を2年4ヶ月ぶりに送ろうと、ネットで検索して宛先を確認したところ、一番先頭に私が2度送付した協会の記事があったので、指示通りに郵送してからはたと気づいた。

知人は、美容院で寄付する髪を切ったけれど、そのお店の不都合があり、送付できなかったと言ったのだった。一年くらい前のことだ。

息子の髪は今も家にあるというが、・・・。

一年で31cm伸ばすのは、無理。また、髪の毛は美容院を通じて送るものでもない。ネットですぐ検索できるのに。家にまだあるというのは、・・・。

 

ああ、彼女は嘘を吐いたのだ。はっきりと判明した。

今までも、嘘を吐いてばかりいたが、何故そんなことを言ったのだろうか。悲しくなった。

 

いつも、嘘だとわかっても気づかないふりをしてきたが、今度ばかりはもう許すのはよそう。

彼女のために、祈り続けて支え助けたいと思ってきたが、・・・。

 

こちらは悪くない。