ギンリョウソウふたたび

昨年は、どこにも見当たらなかったのに。一昨年見つけたときには、大興奮!真っ白い透き通るような茎に、煙管の形をしたギンリョウソウ、幽霊草とも呼ばれる子たちが、昨日久しぶりに観察しに行った遊歩道のあちこちに、出ていた。びっくり仰天!

 

以前見つけた場所には、もう生えない。それは老木を切り倒して日向の道にしたからなのだが、どっこい。彼女たちは、ゴキブリに種子を運ばせていたのか、あちこちに逆襲の火の手を上げていた。というか、生きていた。まだ頭をもたげてこれから生まれ出ようとしている子達も、あちこちにいた。向きは、同方向を向いているものもあったが、一定していなかった。

ああ、嬉しい。

 

ウクライナの情勢を見るにつけ、胸塞ぐ思いの毎日だが、小さな小さな森の子たちは、時季が来れば、生まれ出ずる。そして、賢明に子孫を残そうとしている。

 

ロシアよ、どうか一刻も早く撤退せよ。他国を侵略する自由は、度の国にもないはずだ。