美咲ちゃん、還る

美咲ちゃんが、10歳の誕生日を迎える頃、行方不明となったキャンプ場から600m離れた場所から、骨、衣服、靴などが発見され、とうとう昨日DNA鑑定の結果、小倉美咲ちゃん本人だと確定された。

マスコミのインタビューに答えてきた、お母さんのお気持ちを思うと、気の毒でならない。父親と姉もどのような胸中であろうか。合掌

しかし、彼女が小さい骨と化しばらばらになっていたとしても、還ってきてくれたことに変わりはない。よく還って来たね。良かった。皆が待っていたよ、と私は言いたい。そして、できるだけ多くの遺骨を集めてから、彼女の死を受け入れて家族は告別をして上げてほしい。 南無阿弥陀仏

 

他人の不幸は鴨の味。蜜の味ともいうが、たいていの庶民はこどもが行方不明になって、ずっと探し続けている母親に同情する。彼女を侮辱し、揶揄嘲笑する男が逮捕されたが、当然だと思う。

ponは、彼女の態度を立派だったと思う。もしわが子が行方不明になったら、半狂乱になり、彼女のように冷静にマスコミ対応をすることなどできないと。

また、彼女自身も、そこにいた周りの大人もこどもも、この二年八ヶ月間どんなに後悔してきたことだろうか。自分のせいかもしれない。自分があの時ああしていれば、美咲ちゃんは死なずに済んだのでは、と。

今のところ、美咲ちゃんがどのような経緯で、遺体となって発見されることになったのかは不明だが、もし他殺でそれが少女に対する異常性愛者によるものだとしたら、本当に許せない。自然を愛する健康家族が集まるキャンプ場に、そのような輩も来るのだろうか。

あるいは、衝動的に発情して犯行に及んでしまったのか。または、元々こども目当てでここへ、得物を求めてやってきていたのか。

ああ、どうか真相が究明されて、事件性があるのならば、犯人を必ず検挙してほしい。

 

営利誘拐ではないこどもの誘拐は、表面に出ていないだけで、実は多いのではないか。わいせつな行為を終えたあと、いとも簡単にこどもを殺して地面深くに埋め、知らぬ顔をして社会生活を送っているものが、予想以上に多くいるのかもしれない。

こういう輩は、犯行を繰り返す傾向にある。どうかどうか警察よ、いたいけなこどもたちを魔の手から守れ!

司法には、子殺しに対する厳罰化を望む。

 

そして、自衛の手段としては、こどもを絶対に知らない場所へひとりで行かせない。大人が見守り続けること、これに尽きる。

 

ただし、こどもへの性犯罪は身近な者によりなされる場合も多いことを、皆が常識として確認して、こどもをおとなとふたりだけにさせないことだ。